歯周病と糖尿病・心臓病の関係について インスリン

歯

40歳以上の8割がかかっていると言われる歯周病、
歯を失う最大の原因(歯周病で42%、虫歯で32%)であるだけでなく、
さまざまな病気の引き金になるため、日頃のケアと生活習慣の見直し、
定期的な歯科検診が大切です。

歯周病とは、歯を支える骨など歯の周りの組織に起こる病気です。
大きく分けて歯肉炎と歯周炎があります。
主な原因は、歯と歯肉(歯茎)の間に溜まったプラーク(歯垢)。
プラークとは、食べ物のカスを餌に増殖した細菌の塊りとその産生物。
歯と歯茎の間についたプラークをそのままにしておくと歯周病菌が増殖し
歯肉炎をおこして、歯茎が赤く腫れてきます。
さらに、歯と歯茎の間に歯周ポケットといわれる溝ができます。
この溝がだんだん深くなり、歯茎の腫れや出血、痛み、口臭などの
症状が現れた状態を歯周炎といいます。
もっと酷くなると、歯を支えている骨(歯槽骨)が溶けて歯がぐらぐらしてきます。
食べ物がうまく噛めなくなり、最後には歯が抜けてしまいます。

歯が無くなることは、単に食べ物が噛めなくなるだけでなく
発音がはっきりしない、人目を気にして外出がおっくうになるなどの
「社会とのかかわり」に影響してしまいます。
さらに注意したいのは、「全身の病気と関わってくる」ことです。

歯周病菌が血液や他の臓器に入り込むと、全身の健康に影響を与えます。
糖尿病の人は歯周病になりやすく、また歯周病になった糖尿病患者は
血糖のコントロールが難しくなってしまいます。
口から血液中に流れ込んだ歯周病の細菌は、血糖濃度をコントロールする
インスリンの働きを阻害してしまうのです。
歯周病の細菌が心臓を取り巻く動脈に感染すると、毒素や炎症の引き金となる
物質が生まれます。
これが血栓を作りやすくし、恐ろしい心筋梗塞、
狭心症のリスクを高めます。特に、血圧・コレステロール・中性脂肪が高めの方は
注意しましょう。危険因子が重なると、リスクはさらに高くなります。

歯周病にならないためには 歯科医などによるプロケア
自身が家庭で行うセルフケアの両面で行わなければいけません。
3~6か月に1回程度、歯科検診を受け、歯石を除去してもらうこと。
また、歯石をためないように正しいブラッシングを身につけましょう。
食生活や喫煙などの生活習慣の見直しも大切です。

以前、「芸能人は歯が命」というコマーシャルがありましたが
芸能人だけでなく誰にとっても、「歯は命と直結」しているのです。
歯周病は口の中の病気にとどまりません。
ご自分の健康を守るために、ぜひ正しい予防法を心掛けましょうね。

参考資料:静岡県歯科医師会広報誌 スマイル
       中日新聞サンデー版 大図解
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